Ladyblack’s diary

LadyBlackのBlackはBlackTeaのBlack。

先入れ?後入れ?あなたはどちらがお好きですか?ミルクティーの作り方。

こんにちは。ごきげんよう

にゃー

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まだ肌寒い日もあり、まだまだミルクティーが恋しい季節ですね。

そこで今回はミルクティーの淹れ方についてご紹介していきます。

先入れ?後入れ?正しいのはどちら?

ミルクティー

引用元:photoAC

ドラマ『相棒』season1の第7話にこんな会話が出てきます。

アキコ・マンセル(美和子のおば)杉下右京

「これ、リーフは何をお使いなのかしら?」

「今日はセイロンのウバを」

「私もそうしようかしら」

(略)

「いつも茶葉は何をお使いなのですか?」

ダージリンオータムナルを」

「どうぞ」

「それならば美味しいミルクティーが楽しめますよね」

「でも、こんな風に軽い飲み口にならないのよ」

「ちなみに紅茶とミルクどっちを先にカップに入れますか?」

「もちろん、お茶を」

「それならお茶の濃さを調節するのは簡単ですからね」

「ええ」

「でも、ミルクを先に入れる方がよく混ざるんですよ」

「ええ? そうなんですか?」

「ミルクは低温殺菌の冷たいものを使い、ティーカップはよく温めておくことを忘れずに」

「薫ちゃん。あなた素敵な上司がいて幸せねえ」

そうミルクを先に入れるか、後に入れるかという話です。

ミルクを先に入れるのをMIF(Milk In First)、後に入れるのをMIA(Milk In After)と言います。

正直、入れる側の好みだけだと思っていました。

ですが、紅茶の本場イギリスではどちらが正しいのか論争になるほどの事柄のようです。

両者の言い分は以下の通り。

MIF利点
  • 紅茶とミルクが良く混ざる
  • カップが割れにくい
  • カップに茶渋がつかない
  • ミルクの分量がわかりやすい
  • 香りが立ちやすい
  • 熱い紅茶にミルクを注ぐとミルクのたんぱく質が壊れてしまう
MIA利点
  • 後からミルクを入れたほうが味が好みにできる
  • ミルクティーにしたい人だけミルクを入れられる
  • ストレートもミルクも楽しめる
  • 先にミルクを入れるのはカップが割れないためで貧乏人のすることだ

両者様々な意見がありますね。

MIFがお好きな有名人はジョージ・オーウェルです。

小説家であり、もっとも有名な著書は『動物農場』。私、この作品が大好きで何度か読み返しました。動物たちの姿を介して人間の欲深さが書かれています。

紅茶に関する著書は『一杯のおいしい紅茶』です。この本には事細かに紅茶の淹れ方が書いてあります。

こちらの内容については、またの機会に書かせていただければと思っております。

一方でMIAを推奨しているのは英国王立科学協会(Royal Society of Chemistry)です。ジョージ・オーウェル生誕100周年の2003年に「完璧な紅茶の淹れ方」を発表、そこではMIAは科学的によくないと記しています。

ただし以下の文章が論文に入っています。

 For best results carry a heavy bag of
shopping – of walk the dog – in cold, driving rain for at least half an hour beforehand.
This will make the tea taste out of this world.

最も良い結果のためには、あらかじめ最低でも30分冷たい土砂降りの雨の中、重いショッピングバッグを運び、犬の散歩をさせる。

それが紅茶をこの世界のものとは思えない味にする。

この文章が論文に入っていることを考えると、論文自体がジョークなのかもしれません。そう考えると、MIF・MIA論争はまだ終わっていなさそうですね。

ミルクティーの作り方

ミルクティー

引用元:photoAC

前置きが非常に長くなりましたが、ここでようやくミルクティーの作り方をご紹介いたします。

MIFもMIAも選べないという方は3つ目の作り方を試してみてくださいね。

ミルクティー向きの茶葉
  • アッサム
  • ウバ
  • ケニア
  • ディンブラ
  • イングリッシュブレックファスト

これらの渋みが強めな茶葉によく合います。他にもキャラメル・チョコレート・バニラなどのフレーバードティーもおすすめです。

ミルクティー向きのミルク

低温殺菌のミルク

脂肪分の高いものを使うと濃厚なミルクティーが楽しめます。

クリームは香りが弱まってしまうので、入れるなら濃く出した紅茶がおすすめです。

MIF
  • あらかじめ温めておいたティーポットに通常より多めの茶葉を入れる
  • お湯を注ぐ
  • ストレートティーより少し長めに茶葉を蒸らす
  • ポットに注ぐ
  • あらかじめ温めておいたティーカップにミルクを注ぐ
  • お好みの色になるまで紅茶を注ぐ
MIA
  • あらかじめ温めておいたティーポットに通常より多めの茶葉を入れる
  • お湯を注ぐ
  • ストレートティーより少し長めに茶葉を蒸らす
  • 茶葉を濾しながら別のポットに注ぐ
  • ティーカップの9分目まで紅茶を注ぐ
  • 常温にしておいたミルクを注ぐ
ロイヤルミルクティー

手鍋などで茶葉と牛乳を煮込んで作ります。海外ではシチュードティーと呼ばれます。

  • 水とミルクを1:1の割合で飲む杯数分加熱する(一杯の目安170㎖)
  • 茶葉を熱湯に浸しておく
  • ミルクを時々かき混ぜる
  • 沸騰直前で火を止め、茶葉を鍋に入れる
  • 軽くかき混ぜる
  • 鍋に蓋をしてストレートティーより長めに蒸らす
  • ティーポットに注ぐ
  • ティーカップに注ぐ

最後に

今回はミルクティーの作り方、主にミルクを先に入れるか後に入れるかについてお話させていただきました。

どの作り方もそれぞれの良さがありましたね。

いままで様々な紅茶店で紅茶を頂いてきましたがMIAが最も多く、次にシチュードティーでした。MIFはまだ出会ったことがないです。

もしMIFのお店を見つけたら私にこっそり教えてくださいませ。是非伺わせていただきます。

それではまたお会いしましょう。

にゃいにゃい

 

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