紅茶愛好家なら知っておくべき!?世界三大紅茶とは
こんにちは。ごきげんよう。
にゃー
皆様は世界三大紅茶をご存じですか?
誰が決めたかわかりませんが、世界には世界三大珍味や世界三大料理、世界三大美女など様々なものがあります。世界三大紅茶もその中の一つ。意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は世界三大紅茶についてご紹介していきたいと思います。
世界三大紅茶とは?
インドのダージリン・スリランカのウバ・中国のキームンのことを示します。これらはすべて産地であり、銘柄を示すわけではありません。
この呼称は日本以外ではほとんど使われていないようです。
ダージリン
ダージリンはチベット語で「雷の地」(ドルジェリン)が由来で、ネパールとブータンに挟まれたインド北東のヒマラヤ山麓のあります。
標高2000m以上の山々が入り組んだこの場所は、夏でも摂氏25度程度、冬は5~8度です。
6~9月に雨期に入り、一方で11~2月には雨が少なくなります。
ダージリンの収穫時期は3回あり、以下の通りです。
ファースト・フラッシュ
3月中旬~4月下旬、その年初めて収穫される一番茶となります。
茶葉は青みがかっており、水色は薄い黄金色で、緑茶のようなみずみずしさがあります。
ストレート向き。
セカンド・フラッシュ
5~6月に摘まれる二番茶です。
水色は褐色になり、マスカテルフレーバーと呼ばれるマスカットに似た香りや風味がします。
ウンカ(Green Fly)に嚙まれることで、葉が黄色く変色し抗体のような物質(ファイトアレキシン)を分泌されます。それがマスカテルフレーバーとなります。
ストレート向き。
オータムナル
10~11月頃の乾燥期に摘まれる秋摘み茶です。
茶葉は黒くなり、水色は赤味がかっています。
甘みがありバランスのいい味わいです。
ストレート向き。
ウバ
スリランカの中央から南にまたがる山岳地帯の東側に位置します。
スリランカの特徴的な気候にはモンスーンがあります。11~2月の北東モンスーンは島の北東部を中心に雨を降らせます。
5~9月の南西モンスーンは南西部に雨を降らせますが、北東部にはほとんど雨が降りません。
ウバという名前は山や谷に吹く風の音が由来だとされています。
ウバ(紅茶)
クオリティーシーズンは7~9月。水色は明るい紅から橙。
深いコクと渋みがあり、ウバ・フレーバーと呼ばれる独特のメントールのような香りがあります。
ストレート・ミルク向き。
祁門(キームン)
キームンは中国華東地域・安徽省南西部黄山市祁門県を示します。
祁門県は4~8月に雨が非常に多く降ります。夏は20度前後で湿度が高いのですが、冬期は乾燥しています。
キームン(紅茶)
クオリティーシーズンは5~9月、8月に摘まれたものが最高級品です。
茶葉は細く撚った針状の全葉タイプ(Whole Leaf)で黒色をしています。
水色は薄い橙から赤褐色。味は中国茶のようなスモーキーさがあり、バラやランのような芳香と称されます。
ストレート・ミルク・アイス向き。
最後に
3種類の紅茶についてご紹介いたしましたが、お好みの紅茶はありましたか?
私の中ではダージリンは緑茶のような爽やかなお茶がお好みの方、ウバは独特な味わいなので通の方、キームンは中国のお茶らしいスモーキーさがあるので中国茶がお好きな方にお勧めしたい紅茶になっております。
また収穫時期によって大きく味が異なるので、飲み比べをすると楽しいですよ。
今回は「セレクティー」様の紅茶を撮影して使わせていただきました。
セレクティー様では数多くのお茶を手ごろなお値段で購入できるのが魅力です。
世界三大紅茶セットも販売されているのですが、キームンの代わりにアールグレイが入っているので、購入を検討される方はご注意ください。
それではまたお会いしましょう。
にゃいにゃい
今日も今日とてホットサンド。 pic.twitter.com/Hb5UmtAzaF
— ladyblack (@Ladyblack0100) 2023年3月18日