アフタヌーンティーへ行こう!アフタヌーンティーのマナー編
こんにちは。ごきげんよう。
こんにちは!
今回は準備編に続いてアフタヌーンティーのマナー編です。まだご覧になられていない方は準備編からお読みくださいね。
今回も長くなってしまいましたが、お付き合いいただければ幸いです。
はじまりはじまりー
お店へ向かう前に
到着時間
お店にどのくらいの時間で着けるかを確認しておきましょう。
遅刻はもってのほかですし、早すぎても待つことになります。
5~10分前を目安に到着するようにしましょう。
なお、どうしても予約の時間に間に合わないようでしたら、15分前くらいまでに連絡を入れましょう。
お店へ入る際に
アフタヌーンティーではレディーファーストがマナーとされております。
お店へ入る際には女性が先、男性が後です。
自分で扉を開けるときは男性が扉を開け、女性が通れるようにします。
室内へ入ったら、男性が予約の旨を伝えます。
お店へ入ったら
クローク
ホテルなどでは手荷物を預けられるクロークを使える場合があります。
大きな荷物やコートをお持ちの際には預けましょう。番号札を手渡されるので、帰りに忘れずに手荷物と交換しましょう。
席へ着くまで
席へ座る順番も女性が先です。
ハイバックチェアに自分で座るときは、右手で後ろへ引いて左側から座ります。
椅子を引いてもらう際は椅子が引かれたら左側から入り、椅子を押したタイミングでゆっくりと腰掛けます。
椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばします。テーブルとの間は握りこぶし一つ分程度です。
ソファーの場合は深く沈みこまないように、浅く腰掛けます。
女性は足を揃え、左右どちらかに流すと美しく見えます。手は指を伸ばして右手が下になるように重ねます。
男性は肩幅くらいに足を開き、膝とつま先を前に向けます。手は軽く握って膝の上に置きます。
女性は鞄を持っているのならば、背もたれと腰の間に置きましょう。
メニューをお願いする前に欧風の作法
店員さんを呼ぶときは大声で呼びつけたり、指を鳴らすなどで注意を引き付けてはいけません。
呼ぶときはこちらを見たときに目を合わせてうなずくか、そっと手を上げます。
カトラリーを落としたときは拾ってもらえるので、自分で拾わず店員さんが来るのを待ちましょう。
また、メニューの説明をしてくれているときには、会話と手を止めましょう。
メニュー
予約の時点でメニューが決まっていない場合は、メニュー表を見て注文するものを決めます。
アフタヌーンティーセットが1人1つなのかシェアできるのかもお店によって違います。
紅茶はおかわりができるお店とそうではないお店があるのでよく確認しましょう。
選ぶ紅茶はお好みで良いと思うのですが、迷った場合は店員さんにお伺いすると、お好みの紅茶を選んでくれます。
ナプキン
メニューを見た後、もしくは飲み物が運ばれてきてから膝の上に広げます。
二つ折りにし、輪になった方を自分の側に向けます。
口元が汚れてしまった際には、ナプキンの内側の端で拭き取ります。
もし、布製のナプキンではなく、おしぼりと紙ナプキンが提供されるお店では、おしぼりで手を拭き、紙ナプキンで口を拭きます。
おしぼりで手以外を拭くのはマナー違反です。
中座するとき、ナプキンは軽くたたんで椅子の中央に置きます。
紅茶の注ぎ方
カップの場合はお好みの味付けをして早速いただきましょう。
ポットの場合、多くは1杯目を注いでもらえます。2杯目からは自分で注ぎます。
ポットで提供されると多くの場合は、ティーストレーナーを使って注ぐことになります。
ティーストレーナーは2種類あります。日本茶の茶こしのようなタイプと、傾けると受け皿からストレーナーが浮いた状態になるものです。
いずれもカップにかけないよう手に持って使います。
7~8分目を目安に注ぎましょう。
なみなみと注ぐと重くなり、取っ手をつまんで持てなくなります。
ティーポットは急須と違い、蓋にストッパーがついているため蓋を押さえずに注ぎます。
もし時間が経ってしまい、紅茶が濃くなってしまったら差し湯をお願いしましょう。
お湯の入ったポットを頂けるので、紅茶を入れたカップに注いで薄めます。
ティーカップ・ティーソーサーの持ち方
ティーカップは指を揃えた右手でつまむようにして持ち上げます。
小指は立てません。
ソーサーはハイテーブルの時はテーブルに置いたまま、ローテーブルの場合は指を揃えた左手で胸の高さまで持ち上げます。
ティーカップによって取っ手の形状が異なるので持ちにくいこともあります。どうしても落としてしまいそうな場合は無理につままず、指を通してしまいましょう。
両手で持つのは子供っぽく見えるので、指を通すまでに留めます。
ミルクや砂糖、レモンを使うとき
ストレートで紅茶を頂く場合はティースプーンをソーサーから外してしまいます。
ミルクや砂糖を入れ、混ぜるときはN字のように混ぜ、ティースプーンをソーサーの上側に置きます。
アフタヌーンティーセット=スリーティアーズ
スリーティーアーズには主に3種類のフーズがあります。
そして、食べる順番は以下の通りです。
大抵は下の段から食べるようになっているのですが、お店によってはスコーンが後から運ばれてきたりします。
お皿はスタンドから外してはいけません。
なお、中座したいときはお皿の上でフォークが上になるようにとナイフをクロスさせます。
セイボリーのいただき方
左手でお好きなものを自分の皿へ食べきれる分取り分けます。
他の方の分を取り分けてあげるのはNGです。
なお、右手で持ってしまうとティーカップを持った際に油で滑って危険です。
厚みのあるサンドウィッチなどはお皿に乗せ、手の平で軽く潰すと一口で食べやすくなります。
手が汚れたらティーナプキンを使って拭きましょう。
スコーンのいただき方
まずジャムやクリームを自分に最も近いものからお皿に取ります。
クロテッドクリームがスプーンについて取れないときは、未使用のナイフでこそぎ落としましょう。
スコーンも手で取り分けて大丈夫です。
スコーンを切る際は割目に沿って手で割るか、ナイフを使います。スコーンの種類によって崩れやすかったりするので注意して割ってくださいね。
二つに分けたら、さらに一口大に手で分けます。
そこへお好みの順番でジャムやクロテッドクリームを塗ります。
アツアツのスコーンの場合はクロテッドクリームが溶けてしまわないように、ジャムを先に塗るのがおすすめです。
ペイストリーのいただき方
ペイストリーは焼き菓子で手の汚れなさそうなものなら素手でいただけます。
それ以外はカトラリーでいただきましょう。
フォークは右手に持って、持ち替えません。
フィルムのついたケーキはフィルムの端をフォークで挟み、フォークを回しながらケーキの周りを一周すると綺麗に取れます。
取ったフィルムはお皿の端において置きましょう。
シュークリームは大きかった場合、蓋にスプーンでクリームを乗せていただきます。本体はフォークで一口大にしましょう。
ミルフィーユはフォークを立てて刺すと切り分けやすいです。
ナイフで上下に切る場合はお皿にクリームが付かないようにパイの部分を切り分けます。
もし、フォークに何かを乗せて食べたいときはフォークの背に乗せるのがイギリス式です。フランス料理の時はフォークの腹に乗せますが、イギリス式ではよくないとされています。
いただき終わったら
イギリス式に倣ってフォークとナイフをお皿の上で6時の方向に揃えましょう。
ナプキンは綺麗にたたまず、雑にたたむ程度にしてテーブルの上に置きます。
退席もレディーファーストです。
お会計
テーブル会計の場合は店員さんにお願いして伝票を持ってきてもらい、座ったまま生産します。
テーブル会計と明示してあるお店は少ないので、周りの方がどうしているかを見て判断します。
レジカウンターで支払う場合、最後に退席した方がまとめて支払います。
割り勘をする場合はレジカウンターの前ではせず、あらかじめまとめておくとスムースです。
もし支払う方が奢ってくださることになった場合、一度は支払う姿勢を見せお礼を述べましょう。
頑なに拒むのも奢ってもらって当然という態度も失礼になります。
支払っている間は離れた場所や外で支払っている人を待ってください。
後ろからのぞき込むようなことはしてはいけません。
奢ってもらったら、奢ってもらった直後・帰り際・次にお会いした時にお礼を述べましょう。
クロークで荷物を受け取り忘れないようにしてくださいね。
まとめ
- 到着時間:5~10分前を目安に到着。間に合わないようなら、15分前くらいまでに連絡を入れる。
- お店へ入る際:レディーファースト。男性が予約の旨を伝える。
- クローク:手荷物を預けられる。
- 席へ着くまで:女性が先に座る。鞄を持っているのならば、背もたれと腰の間に置く。
- メニューをお願いする前に:目を合わせてうなずくか、そっと手を上げます。カトラリーを自分で拾わない。説明は聞く。
- メニュー:セットがシェアできるか確認。紅茶は店員さんに聞くのもあり。
- ナプキン:二つ折りにし、輪になった方を自分の側に向ける。おしぼりで手以外を拭くのはマナー違反。
- 紅茶の注ぎ方:ティーストレーナーはカップにかけないで使う。7~8分目を目安に注ぐ。ティーポットは蓋を押さえずに注ぎます。差し湯はカップに注ぐ。
- ティーカップ・ティーソーサーの持ち方:右手でつまむようにして持ち上げる。落としそうな場合は指を通す。
- ミルクや砂糖、レモンを使うとき:混ぜるときはN字に混ぜ、ティースプーンをソーサーの上側に置く。
- スリーティアーズ:セイボリー・スコーン・ペイストリーの3種類がある。
- セイボリーのいただき方:左手で食べきれる分取り分ける。
- スコーンのいただき方:ジャムやクリームを近いものからお皿に取る。スコーンを切る際は割目に沿って手で割るか、ナイフを使う。二つに分けたら、さらに一口大に手で分ける。ジャムやクロテッドクリームを塗る。
- ペイストリーのいただき方:手が汚れなさそうなら素手でいただく。
- いただき終わったら:フォークとナイフをお皿の上で6時の方向に揃える。ナプキンは雑にたたみテーブルの上に置く。退席もレディーファースト。
- お会計:テーブル会計は店員さんにお願いして席で済ませる。レジカウンターは最後に退席した方がまとめて支払う。
最後に
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ありがとう!
貴方の知りたいことはこの中にありましたか?少しでもお役に立てたのならば幸いです。
早速お店を予約しましょうね。
楽しみにゃ!
それではまたお会いしましょう。
バイバイ!
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本日の戦利品の一部。
— ladyblack (@Ladyblack0100) 2023年4月19日
トリオも買いましたが、そちらはそのうちブログでご紹介させて頂こうと思います。 pic.twitter.com/1qLIz9Ems3